
漢方の処方の丸剤の大きさで、大・中・小ってどんな違いがあるの?
漢方の丸剤には大きさにも意味があります
漢方薬には、煎じ薬や散剤(粉薬)、錠剤のほかに「丸剤(がんざい)」という丸い形のお薬があります。
実は、この丸剤は「どれも同じ大きさ」というわけではありません。
昔の漢方では、丸剤の大きさにも意味があると考えられており、体のどの部分に働きかけたいかによって、大きさを使い分ける考え方が伝えられています。
昔の漢方書『衆方規矩』に書かれている考え方
江戸時代の漢方書『衆方規矩(しゅうほうきく)』には、丸剤の大きさについて次のような考え方が記されています。
・下半身の不調には大きな丸剤
・お腹など体の中心には中くらいの丸剤
・頭や胸など上半身には極めて小さな丸剤
これは、丸剤の大きさによって体への働き方を工夫していた先人の知恵の一つと考えられています。
なぜ大きさを変えるのでしょう?
現代医学で十分に証明されている考え方ではありませんが、昔の漢方では、丸剤の大きさによって体内での作用の仕方や届き方を工夫していたとされています。
漢方は生薬の組み合わせだけでなく、剤形(薬の形)や飲み方にも意味を持たせることが多くあります。
このような背景を知ると、漢方の奥深さを感じられるのではないでしょうか。
漢方は一人ひとりに合わせることが大切です
同じ症状に見えても、体質や生活習慣によって選ばれる漢方薬は異なります。
また、丸剤・煎じ薬・エキス剤など、どの剤形が合うかも人それぞれです。
兵庫県高砂市のすいれん堂薬局では、お一人おひとりのお話を丁寧に伺いながら、体質や生活習慣も含めた漢方相談を行っています。
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