
貧血の人は胃も悪い?
胃と貧血の意外な関係
「貧血があるけれど、胃の調子もあまりよくない」
「食事はしているのに、なかなか栄養が身につかない気がする」
このように、貧血と胃の不調を一緒に気にされる方は少なくありません。
実は、胃の状態と鉄などの栄養素の吸収には関係があります。
今回は、「貧血の人は胃も悪いの?」という疑問について、できるだけわかりやすくお話しします。
胃と貧血にはどんな関係があるの?
食事から摂った栄養素は、胃や腸などの消化管を通って体に吸収されます。
特に鉄は、赤血球をつくるために大切な栄養素です。
そのため、胃腸の働きが落ちていると、食事をしていても栄養素を十分に利用できない場合があります。
ただし、「貧血がある=必ず胃が悪い」ということではありません。
貧血には、鉄不足だけでなく、出血、栄養状態、慢性的な病気など、さまざまな原因が考えられます。
胃が弱っていると、こんなことが気になることも
胃の調子がすぐれないと、
・食欲があまりない
・少し食べるとお腹いっぱいになる
・胃もたれしやすい
・食後に不快感がある
・疲れやすい
・食事量が少なくなっている
といった状態が重なることがあります。
こうした状態が続いている場合は、
「何を食べるか」だけでなく、
「きちんと食べられているか」
「消化・吸収しやすい状態か」という視点も大切です。
貧血があるときは「鉄を摂るだけ」でいいの?
貧血が気になると、「鉄分を摂らなくては」と考える方も多いと思います。
もちろん鉄は大切ですが、それだけに目を向けるのではなく、食欲や胃腸の状態、食事量なども一緒に考えることが大切です。
また、貧血の原因によって必要な対応は異なります。
健康診断などで貧血を指摘されている場合は、まず医療機関で原因を確認することも大切です。
漢方では「胃」だけでなく「体質」も大切です
漢方では、単に「貧血がある」「胃が弱い」という症状だけを見るのではなく、
・食欲や食事量
・胃もたれなどの消化器症状
・疲れやすさ
・冷え
・睡眠
・便通
・体全体のバランス
などをうかがいながら、その方の体質を考えていきます。
「胃が弱くて食事がしっかり摂れない」 「貧血を指摘されたけれど、何を見直せばいいかわからない」
という場合は、胃腸の状態も含めて考えてみるとよいでしょう。
貧血と胃の不調は、必ずしも直接同じ原因とは限りません。
ただ、胃腸の状態がすぐれないことで食欲や食事量が低下し、栄養状態に影響することはあります。
貧血が気になるときは、鉄だけを見るのではなく、食事や胃腸の状態、体全体のバランスを一緒に考えることが大切です。
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